那覇には桜坂という第二次世界大戦後に発展していた飲み屋街があります。最盛期は数百軒の飲み屋があったようなのですが、時の移り変わりで再開発が行われています。今は再開発を免れた昔ながらの店舗と再開発された後にたったハイアットホテルのような店舗が混在し、かつ、道も細く曲がりくねっているおそらく那覇ではこの地域にしかない独特の雰囲気を醸し出している場所です。
今回ご紹介するのはそんな桜坂で地元民に昔から愛されている超有名店で、そのためお店に入ることもとてもハードルが高い餃子専門店新茶家 (シンチャヤ) - 牧志/餃子 | 食べログをご紹介します。
場所はハイアットホテルから道路を隔てたところにありますが、なかなかわかりにくいです。タクシーに乗ってだとかなりぐるぐるしてしまいますので、ハイアットの向かいで降りてから探すことをおすすめします。
レトロ感のある店構えのドアを開いて店内に入っていきます。お店は創業してから60年だそうです
・ご紹介するお店の基礎情報
店名 新茶屋
営業時間 19:00~翌日3:00
定休日 日曜日
店内はカウンター5席くらいとテーブルが2席の全体10席ちょっとのお店です。
カウンター正面には以前サッカー日本代表の監督をしていたトルシエ監督のサインが飾られています。以前にFC琉球の総監督をしているときにスポンサーに連れてこられて来店されたそうです。
店内にはジュークボックス(お金をいれて聴きたい曲を聴くという仕組みで登録されている歌手はビードルズや日本だとフォーク歌手が中心です)がおいてあり、カウンターにはカラオケマイクが置かれています。カラオケをしたい場合は一曲100円のチャージだそうです。このあたりも昭和感全快です。
お店の電話はこの左下のピンクの電話がなります。来店したいときに電話をかけてもらうとこの電話機がなるのですが、放置されることが多いので気長に待つ必要があります。お店は夏川りみによく似たママがカウンターで接客されて、お母さんが裏で餃子を調理するという役割分担で切り盛りされています。
餃子専門店ですので、メニューは餃子と、ソフトドリンク、アルコールのみです。
餃子は1人前で600円で10個入りで、おつまみとしての3品がついてきます。
こちらの餃子の最大の特徴は餃子の中にニンニクが一粒まるまるはいっていることです。筆者ちょっと寄っていたので微妙にピントがあってなくてごめんなさい。雰囲気だけでも
食べるときには、翌日の仕事にきっと影響するなぁと思っていましたが、一手間をかけているようで、ニンニク自体はほくほくしており、臭みもほとんどありませんでした。翌日お会いしたお客様からもニンニクくさいとかは言われませんでした。
味もとても軽めにつくっているので、オリオンビールとよく合う美味しい餃子です。
小さなお店でかつ人気店です。予約可と食べログには記載がありますが、現実的にはその時間に電話をかけて確認してください、というスタンスなので、根気よく電話することが必要だと思います。
昭和レトロなスナックのような場所で普通の観光客がいかないところを体験してみたいという方にはとてもおすすめです。
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