街で道路を普通に歩いていたら、その道路が陥没って結構な恐怖ですよね。以前に博多駅の周辺で地下鉄の工事に伴い道路が陥没ということもありましたが、マレーシアの首都であるクアラルンプールでも道路が陥没し、インド人の観光客がおち、行方不明というようなニュースがありました。
この衝撃的な事故は8月31日の独立記念日を祝う前夜祭やパレードを中止にするというような影響を及ぼしました。今回パレードを見ることを目的の一つとしてクアラルンプールを訪問していたので少し残念な結果になりました。
とはいえ気を取り直して、早朝からクアラルンプールの観光名所のひとつであり、パレードの中心になるはずだったムルデカ広場へでかけました。
ムルデカ広場はこの日歩行者天国になっていました。メインの道路は人が歩いているのではなく、自転車の集団が国旗をつけて走り抜けていました。日本にはなかなか国旗をつけて走る自転車なんてないので、イギリスの植民地から独立できた国を愛するというところとの思い入れには違いがあるんだなぁと思いました。
植民地統治時代を経ている東南アジアの国々は西洋と東洋の融合がされている建物が多くあるのですが、マレーシアはさらにイスラムの影響も受けているところもあり、かなり独特なデザインの建物がたっています。
その象徴ともいえるのが「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(旧連邦事務局ビル)」です。ベースはイスラムで、ビクトリア様式やムーア様式などがまざり、さらには西洋式の時計台も見られるという建物です。
隣にはモスク型の屋根を模している構造になっています。
道路を隔ててた広大な芝生広場は植民地統治時代はクリケットの競技場としてつかわれていたそうです。今は広場のところには独立を祝うための塔がたてられています。
広場には写真撮影スポットがありました。全世界共通なのは愛犬の可愛いところを撮りたいと奮闘する飼い主の姿です。ワンコに待て、と一生懸命言ってましたが、ワンコは飼い主さんのところにすぐ戻ろうとします。なかなか思ったような写真は簡単には取れないようです
広場の一番南側に位置する「ナショナル・テキスタイル・ミュージアム(国立織物博物館)」もかなり特徴的な建物です。
もうひとつのフォトスポットになっているのが、ペトロスツインタワーです。ムルデカ広場からはGrabに乗ると15分くらいで到着します。
公園とショッピングモールで構成されている敷地の中にたっているオフィスタワーです。ショッピングモール側からタワーの入り口にむかうと、F1マシンのオブジェがかざられています。
タワーの全景です。88階建て452メートルの高さは2024年9月現在ツインタワーとして世界一の高さです。イスラム建築の影響がこのタワーにも色濃くでていています。
塔には事前予約制で上ることができます。費用は24年9月あたまのレートで約3000円くらいです。Petronas Klccから事前予約ができます。
タワーは夜になるとライトアップされます。今回は独立記念日バージョンと言うことでライトアップは5段階の色でライトアップされていました。
ツインタワーの近くにこれもやはり観光スポットとしてのサロマ橋があります。全長60Mほどの橋で河や高速道路の上を横断することを目的とした橋です。
本来は橋なのですが、様々な色でライトアップされます。周辺は写真を撮る観光客であふれています。
夜早めの時間(18時~19時頃)での訪問でした。もう少し遅い時間の方が背景は綺麗だったのかもしれません。ツインタワーの近くにあるホテルの最上階にバーラウンジがあります。そういうところからお酒を飲みながらゆっくりと塔を見るというのもいいなぁとは思いました。ご参考までにどうぞ
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