12月に入ると沖縄もすっかり寒く(と言っても20度をようやく切るくらいですが)なってきました。島であることもあり、風が強い分気温の割には寒く感じます。こういう時にはあたたかい、優しい味のソーキそばが恋しくなってしまいます。
おそば屋さんは自家製で麺をうっているところもあれば、仕入れた綿で提供しているお店もあります。沖縄そばの一般的な材料は小麦、塩、かん水を混ぜ込んで作ります。それに対してとても手間がかかる作り方だということもあり提供するお店をほとんど見かけなくなった木灰(もっかい)を使ったそばがあります。木灰ってなにかというと言葉の通り樹を燃やした灰です。この樹の木灰を水にいれて、その上積みをかん水の代わりに小麦、塩で練り込む作り方です。
今回そんな手間暇がかかるおそばを提供している那覇空港近くの小禄駅にあるとらや - 小禄/沖縄そば | 食べログのソーキそばを食べてきました。
・ご紹介するお店の基礎情報
店名 とらや
営業時間 11:00~17:00
定休日 火曜日と1月1日~1月5日の間
場所はゆいレールの小禄駅から那覇空港側にむかって徒歩5分くらいのところにあります。小禄の駅前にはイオンの沖縄での旗艦店のひとつ、イオンモール那覇があります。食品売り場は早朝8時から開店していること、空港近くでいわゆる一般的な値段で購入できるもあり、お土産を買い損ねた場合などのお買い物にもとても便利だと思っています。イオンモール那覇でお土産をかって、とらやには開店の20分前ほどに到着しました。
訪問したのが土曜日だったからかもしれないのですが、すでに3人程度並んでいました。開店すると、店内にある券売機で購入して席に通される仕組みです。そばは沖縄そば、ソーキそばの2択ですが、麺を平麺にするか、中細麺にするかの選択があります。
今回はソーキそばの中を中細麺で頼みました。
一般的にソーキそばを頼むと麺の上に乗ってくることが多いのですが、こちらのお店は別添のスタイルです。
ソーキはとろとろに煮込まれています。器が良い味をだしています。
おそばのスープは澄み切っていて上品な見た目です。カツオ出汁でとてもあっさり味でした。
三分の一くらいをそのままで食べて、そのタイミングでソーキを麺の中に投入すると、ソーキの甘辛い味がスープに溶け出して良い感じに味変します。また少し食べ進めて、紅ショウガや泡盛に唐辛子をつけ込んだコレグースをかけるとさらに味変が楽しめます。もちろん味変がなくても十分に美味しいおだしなので、最後までそのままでも楽しむことはできます。
木灰そばにご興味をお持ちになられた方にはご参考でとらやのご主人が製法について説明しているサイトがありましたので、よければ参照してみてください。
https://www.dee-okinawa.com/topics/2011/10/toraya.html
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