京都の食事ってあっさりした上品な味というのがイメージじゃないかと思います。これに反して、背脂をギッシリ使ったラーメンや餃子の王将なども京都発祥なので、すべてがあっさりしているという訳ではありませんが、やっぱり主流はあっさり系だと思います。
今回ご紹介するのは京都の街中華で草分けなお店で修行されたご主人がお店をだされていて、かつ、京都らしいメニューが看板な鳳舞楼 （ホウマイロウ） - 今出川/中華料理/ネット予約可 | 食べログです。場所は地下鉄の今出川と丸太町のちょうど中間くらいですので、観光利用の方は今出川で降りて、御所を見学してからこちらのお店によって、丸太町から移動する、というようなコースが良さそうに思います。
・ご紹介するお店の基礎情報
店名 鳳舞楼
営業時間 11：30~14：30 17：00~21：00
定休日 火曜日、水曜日
大学生の時に京都に住んでいてまかない目当てで中華料理店でバイトをしていた私は当時の料理長から京都の中華料理で他の地域と違う料理がいくつかあると聞かされていました。そのうちの一つが春巻きです。春巻きはぱりぱりした食感の皮で巻いているのが一般的ですが京都では薄い卵焼きのような卵皮がメインです。それともうひとつが今回ご紹介するカラシソバです。レタスが入ったあんかけ麺で、パッと見は京都らしい上品な感じですが酢で溶いた辛子が入っていて食べるとツーンとくるのが特徴です。
こちらのお店は卵春巻、カラシソバを生み出した京都中華料理の名店「鳳舞」さんで修行されたご主人が出している直系のお店です。
夜同様単品オーダーも可能ですが、今回はランチメニューを頼むことにしました。
店内は1階はカウンター中心です。カラシソバは大盛りへの変更はできません。
セットに添付されたスープにもレタスが入っていて、とてもヘルシーな感じです。
中華餡の下には麵が隠されています。
中華餡がかかった麵というと、バリバリの長崎皿うどん系をイメージされるかと思いますが、こちらの麵はもちもちの麵です。餡は昆布をつかったような風味で優しい味ですが、食べると辛子の味がツンと鼻にぬけます。急いで食べるとむせてしまいますので、ゆっくり食べて下さい。
付け合わせのシュウマイもとても優しい味付けです。割ってみると、百合根が具材に混ぜ込まれているのが分かるかと思います。こちらもとても上品な味です。
夢中で麵をすすっていったため、先に麵がなくなってしまいました。結構な量の餡がのこったので、付け合わせのご飯の上にかけて即席中華丼のような形にして完食しました。ご飯の甘さが辛子のツンとした風味で引き立てられて、こういうのもいいなと思いました。
こちらのお店は2階はテーブル席が用意されていて、食べログなどからお昼の時間帯でも予約ができるようです。私は平日に伺ったので、特に並ばずにすみましたが土日はこむことが予想されますので、家族で訪問される方は事前に予約されることをおすすめします。
コロナの規正が諸々に緩和されていることもあり、京都は外国の方をはじめとして観光客でとても賑わっていて活気を感じます。これから暑くなる季節ですが、またお店には寄ってみたいと思います。
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