奇才中島らものエッセーの中に、大阪人が東京に来たときに、大阪人の負け惜しみとして「東京の真っ黒なうどんなんか食えるかい」「大阪は出汁の文化なんや」という趣旨の文章があります。また大阪人はきつねうどんとかやくご飯(炊き込みご飯)のセットをお昼ご飯としてこよなく愛するというイメージもあります。実際に住んでいたときの感想としては、そこよりもコシのある讃岐うどんを大阪風にアレンジした大阪讃岐系のお店の方が大人気だったなぁとは感じていました。個人的にいわゆる大阪うどんのお店にそれほど興味がなかったというので単にアンテナにひっかかっていなかっただけなのかもしれません。
大阪も暑い毎日が続くので讃岐うどん系のコシのある麵のぶっかけ系を食べたいなぁと思いこちらのお店釜たけうどん 明石焼 - 大阪/うどん | 食べログを訪問することにしました。店名だけ見るとうどん屋なのか明石焼きなのかはっきりしてほしい、とつっこみたくなるところです。
・ご紹介するお店の基礎情報
店名 釜たけうどん 明石焼き
住所 大阪府大阪市北区大深町1-1 LinksUmeda地下1階
営業時間 11:00~23:00
定休日 基本無休で年末年始のみ
釜たけうどんは大阪に数店、東京にも店舗のあるお店です。このお店のこだわりは国産小麦のみを使用した麵を店内で切り立てにて提供し、ぶっかけのトッピングで使う天ぷらももちろん揚げたて、というところです。
今回はこちらの一番人気メニューであるちく玉天ぶっかけとネギトロ丼をセットでいただけるランチメニューを選択することにしました。
基本麵は注文を受けてからゆでるので提供には少し時間がかかります。
うどんはつやつやに光っています。
こちらの麵のもうひとつの特徴になるのですが、とにかく一本一本が太いです。
ネギトロも彩りを重視した盛り付けがされています
うどん自体は麵が太い中コシがあるので、口の中に入れるとなかなかの食べ応えです。
またちくわ天も一本まるまると入っていてさくさくにあがっています。たまご天は卵黄部分が半熟でとろっとした食感に仕上がっています。
おつゆもいわゆる関西の出汁をきかせたもので薄口醤油で色づけをしているので、真っ黒なうどんではありません。関西人の心にとても刺さるうどんだなぁと思いました。
釜たけうどんは、うどんにキムチとラー油をかけるいわゆるキムラ君も発祥のお店でもあります。また営業をやめてしまっていますが、もともとの本店が吉本芸人の聖地NGK近くにあったということもあり、芸人さんの行きつけのお店として紹介されることも多々ありました。たとえば肉吸いの「千とせ」千とせ 本店 (ちとせ) - 難波(南海)/うどん | 食べログは芸人さん口コミの最たるパターンだと思います。
このブログでは飛行機の楽しみ方と訪問先でのグルメ情報、ふるさと納税で頼んでよかった物を発信しています。記事が面白い、お役にたつところがあれば読者登録をいただけると励みになります。